チャイコフスキー・コンクール(2007) バイオリン製作部門で日本人3名が上位を独占
菊田浩氏が1位を獲得、また2位に高橋明氏、4位には天野年員氏がそれぞれ入賞
菊田浩氏が1位を獲得、また2位に高橋明氏、4位には天野年員氏がそれぞれ入賞
モスクワで4年に1度開催されるチャイコフスキー・コンクールは、ピアノ、バイオリン、チェロ、声楽の演奏を志す者にとって、
世界最大の難関として知られているコンクールであるが、その中に弦楽器製作部門というものがあるのを御存知だろうか。
こちらも、楽器製作を志す者にとっては最難関のコンクールのひとつとして知られている。
今月(6月)初旬から始まったこの弦楽器製作コンクールで、日本人製作家が大きな成果を挙げた。
バイオリン部門で、菊田浩氏が1位を獲得、また2位に高橋明氏、4位には天野年員氏がそれぞれ入賞を果たした。
このコンクールは他にもビオラ、チェロ、そしてそれぞれの弓部門と合計6つの部門に分かれているが、
バイオリン部門で日本人が優勝したのは今回が初めて。
菊田氏作品例
優勝の菊田浩氏は、現在イタリアのクレモナに在住。
バイオリン製作家を志し、6年前に勤めていた会社を退職し、クレモナへ留学。
現在も師匠のニコラ・ラザーリ氏のもとで製作活動に励んでいる。
なお、菊田氏は昨年開催されたポーランドのヴィエニアフスキー・国際バイオリン製作コンクールでも優勝しており、その実力が高く評価されている。
バイオリン部門で日本人が優勝したのは今回が初めて。
菊田氏作品例
バイオリン製作家を志し、6年前に勤めていた会社を退職し、クレモナへ留学。
現在も師匠のニコラ・ラザーリ氏のもとで製作活動に励んでいる。
なお、菊田氏は昨年開催されたポーランドのヴィエニアフスキー・国際バイオリン製作コンクールでも優勝しており、その実力が高く評価されている。
また、2位の高橋明氏、4位の天野年員氏も現在イタリアのクレモナに在住。
3人とも、それぞれ強い決意と共にイタリアへ渡った仲間であり、ライバルでもある。
ヨーロッパで誕生し、クラシック音楽の発展と共に人々に愛されてきたバイオリン。
その作りの美しさ、音の美しさを競うコンクールで、日本人製作家3名が上位を独占したことは非常に喜ばしい。
3人とも、それぞれ強い決意と共にイタリアへ渡った仲間であり、ライバルでもある。
ヨーロッパで誕生し、クラシック音楽の発展と共に人々に愛されてきたバイオリン。
その作りの美しさ、音の美しさを競うコンクールで、日本人製作家3名が上位を独占したことは非常に喜ばしい。
天野氏作品例
高橋氏作品例
報告:宮地楽器 小金井店 山本岳志
関連記事: 毎日新聞(2007/6/14) / 中日新聞(2007/6/14) /
日経新聞(2007/8/20)
日経新聞(2007/8/20)
フジテレビ『めざましテレビ』(6/15) 菊田浩氏が出演されました
* 今回の入賞者3名のバイオリンは、宮地楽器小金井店にて試奏することができます。
(お問合せ先)宮地楽器 小金井店
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