菊田浩・天野年員・高橋明 共同製作ヴァイオリン
2010年 Cremona Stradivari “Cremonese”model
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同じ時期にイタリア・クレモナに渡り、弦楽器製作家の道を歩み始めた3人の日本人。
10年の月日を共に過ごしながら、互いに刺激し合って技術を磨き、それぞれに輝かしい実績を残してきました。
天野氏が帰国し、自身の工房を構えることになったのをきっかけに、共に歩んできた軌跡を形にしたいという思いから、3人で1本のヴァイオリンを製作することになったのです。
クレモナ市庁舎に保管されているストラディヴァリの傑作「クレモネーゼ」をモデルとしたこのヴァイオリンは、高橋氏が設計、図面、横板、ネック、ボディの組み立て、天野氏が表板とセットアップ、菊田氏が裏板とニスを担当しました。
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このヴァイオリンの完成までにはおよそ1年の月日を要しました。また、共同製作ならではの苦労もあり、それぞれに思い入れのある作品となりました。各氏はこのヴァイオリンについて以下のように語っています。
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この作品は、宮地楽器小金井店に展示されています。多くの方にこのヴァイオリンの音色と仕上がりを楽しんで頂きたいと願っておりますので、ぜひお試しくださいませ。また、各氏の作品もご試奏・ご注文頂けます。
この共同製作ヴァイオリンの製作過程をブログにて公開しております。ぜひご覧ください ⇒
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