宮地楽器特選品 MIYAJI SELECTION


Toshikazu Amano
(天野 年員)

天野氏は、製作・修理の両面において突出した能力を持つ製作家です。 クレモナの巨匠ジオ・バッタ・モラッシー氏の工房で培った製作手法は、クレモナの伝統に忠実でありながら、常に新しい挑戦に満ちています。
また、世界的鑑定家エリック・ブロット氏の工房で、永年修復に携わったことも、彼のキャリアにおいては重要なことです。 過去の銘器は天野氏に様々なインスピレーションをもたらしていることでしょう。
天野氏の楽器の特徴は、製作されたばかりの楽器であるにも関わらず、すでに銘器のような風格を持つ独特の音色作りにあります。その音は、強豪がひしめくコンクール、2007年 VIOLINO ARVENZISでも高く評価され、総合1位を受賞しました。
宮地楽器小金井店では天野氏の作品の製作予約を受付中です。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

プロフィール
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1971年 京都府に生まれる。
2001年 イタリア・クレモナの国立弦楽器製作学校に3年生として編入し、マエストロ ロレンツォ・マルキ氏の指導のもとでヴァイオリン製作を学ぶ。
- 2003年 マエストロ ジオ・バッタ・モラッシー氏の工房にて研鑽を積む。
- 2005年 ALI(イタリア弦楽器製作者協会)の会員となり、プロの製作家としての活動を開始。また、この年より世界的鑑定家エリック・ブロット氏のもとで銘器の修復に携わる。
- 同年 ミッテンバルト国際弦楽器製作コンクール(ドイツ)に参加、第5位入賞。
- 2006年 第1回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、
第3位入賞。 - 2007年 第2回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)にて、
第1位受賞。 同時に、最優秀技術賞を受賞。
詳細 - 同年 第13回チャイコフスキーコンクール(ロシア)ヴァイオリン製作部門に参加、第4位入賞。
詳細 - 2010年 帰国。京都市に『あまのとしかず・ヴァイオリン工房』を設立
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店頭展示品
天野 年員(あまの としかず) ヴァイオリン
- 販売価格
- 非売品(店頭見本品)
- 製作地
- Kyoto
- 製作年
- 2019年
- ボディサイズ
- 352mm
音色をお楽しみいただけます 演奏:三好 悠
(小金井店販売スタッフ)

スタッフより
ガルネリを、サイズ感まで再現した一本。細身のボディで、しかも352mmという長さでありながら、信じがたいほどの音量とレスポンスの良さを誇ります。レディスサイズとまではいかないまでも、コンパクトで性能の良い楽器をお探しの方には、ぜひお試しいただきたいモデルです。また、安価な弦でも鳴るタフな楽器を目指した、と製作者本人がコメントしている通り、使用する弦を選ばないオールラウンドな楽器でもあります。
製作注文受付中
- 製作価格(2023年3月現在)
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ヴァイオリン 通常仕様(ストラディヴァリ型、ガルネリ型)
1,500,000円+税 -
ヴァイオリン 特別仕様
1,650,000円+税 -
ヴィオラ
1,800,000円+税
過去の作品 PAST WORKS
【ヴァイオリン】2017 Kyoto
音色をお楽しみいただけます 演奏:平山 彩子
(小金井店販売スタッフ)
【ヴィオラ】2013 Kyoto Gio Batta Morassi Model
音色をお楽しみいただけます 演奏:山本 岳志
(小金井店販売スタッフ)
【ヴァイオリン】2013 Kyoto Stradivari Model
音色をお楽しみいただけます 演奏:御子柴 ことみ
(小金井店販売スタッフ)
【ヴァイオリン】2011 Kyoto Stradivari Model
音色をお楽しみいただけます 演奏:佐々木 あや
(小金井店販売スタッフ)
【チェロ】2011 Kyoto Stradivari Model
音色をお楽しみいただけます 演奏:松谷 明日香
(宮地楽器チェロ科講師)
【ヴァイオリン】2009年 Cremona
第12回クレモナトリエンナーレ参加作品
音色をお楽しみいただけます 演奏:佐々木 あや
(小金井店販売スタッフ)
【ヴァイオリン】2008年
第3回ナホード国際ヴァイオリン製作コンクール 第5位入賞作品
音色をお楽しみいただけます 演奏:佐々木 あや
(小金井店販売スタッフ)
【ヴァイオリン】2005年
ミッテンバルト国際弦楽器製作コンクール第5位入賞作品