近況コーナー 菊田 浩 Hiroshi Kikuta
新作の製作過程や、日常での出来事など、
菊田浩さんがクレモナから
近況を届けてくれています。
2022.06.11 クレモナ在住の菊田さんより、近況が届いております♪
前回の近況報告でお知らせした大阪の展示会は無事に開催され、大勢のお客様にご来場いただき、ありがとうございました。私が展示したヴァイオリンは、2005年から宮地楽器さんの店頭にて見本品となっていた歴代の楽器たちでした。写真の左から2005年製作、中央が2011年製作、そして右の2021年製作のヴァイオリンが今年から見本品として店頭に並ぶこととなりました。宮地楽器さんにご来店の際は、ぜひお手に取って試奏いただければ嬉しいです。この3台についての話題をブログの記事でご紹介しましたので、ぜひご覧ください。
https://violino45.exblog.jp/29209001/
(菊田浩)
2022.04.18 クレモナの菊田さんより、近況が届いております!
写真は2019年、大阪の展示会に参加した時のものですが、翌2020年~2021年はコロナ禍の影響で全ての展示会が中止となり、私自身も2年以上帰国できない状況が続きました。2022年4月現在、依然としてコロナ問題は収束しておりませんが、感染対策を十分に行うことで大阪の展示会が開催できることになり(5月1日~2日)、私も3年ぶりに参加することになりました。展示会の詳細は、関西弦楽器製作者協会のHPにてご覧いただけます。この機会に、会場にてお目にかかれますのを楽しみにしております。
https://www.kansai-violinmakers.jp/news/3771/
(菊田浩)
2021.04.26 クレモナ在住の日本人製作家 菊田浩さんより近況が届きました♪
菊田です、こんにちは。今回は新作ヴァイオリンのラベルをご紹介します。 私
は2001年にクレモナに来たのですが、ラベルに「2021」という数字を書くと、20
年が過ぎたことを実感し、早かったような、長かったようなですが、いろいろな
思い出がよみがえります。
「122」という数字は、いままでに製作した楽器の台数です。 20年で100台を超
えたばかりで、少ない気もしますが、クオリティを維持するためには限界の数字
でした。
ラベルを貼ったら表板を取り付けて、ボディが完成します。将来、修理のために
ボディを開けられた時に恥ずかしくないように、見えない部分も丁寧に仕上げて
います。
(菊田浩)