












日本弦楽器製作者協会主催 『弦楽器フェア』は、国内外の新作弦楽器を一堂に集めた、アコースティック弦楽器展示会の国際的行事の一つ。
個人製作家や卸・販売業者が数多く出展し、作品を展示・販売します。
展示作品のほとんどを手にとって試奏することができる他、新商品のケースや小物を試せたり、毎日行われる出品作品のコンサートを聴けるなど、初心者から演奏家までが “観て、聴いて、弾いて” 楽しめるフェアです。
一度にいろいろな楽器を試すチャンスであると同時に、楽器を製作した方と実際にお会いできる貴重な機会でもあります。
弦楽器を演奏する方ならきっとどなたでも楽しめる、一年に一度のビッグイベント。ぜひお気軽に足をお運びください。
⇒ 昨年の宮地楽器の出展報告ページをみる


彼らはいずれも、ヴァイオリンの聖地 イタリア・クレモナで製作活動を行い、国際的な評価を受けています。
ここでは4人のプロフィール、出品予定作品、そして今回の出展にあたっての皆様へのメッセージをご紹介いたします。



・Violin 2015
《2015年 クレモナトリエンナーレ 出品作》
・Violin 2015
・Violin 2011
・Violin 2005
・Viola 2006 [41p]

クラシック音楽の音響エンジニアとしてNHKに20年勤めたのち、ヴァイオリン製作の聖地イタリア・クレモナへ渡り、国立弦楽器製作学校の3年生に編入。ロレンツォ・マルキ氏とニコラ・ラザーリ氏に師事。 その後わずか10年ほどの間に、2006年ヴィエニアフスキーコンクールでの日本人初優勝、2007年チャイコフスキーコンクールでのゴールドメダル獲得など数々の快挙を成し遂げた、日本が世界に誇る製作家である。

- 2005年
- 第1回ルビー国際ヴァイオリン製作コンクール(チェコ)に参加、第4位入賞。
- 2006年
- 第1回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、第5位入賞。
- 同年
- 第11回ヴィエニアフスキー国際ヴァイオリン製作コンクール(ポーランド)に参加、優勝と同時に最優秀音響賞受賞。
- 2007年
- 第13回チャイコフスキーコンクール(ロシア)ヴァイオリン製作部門に参加、第1位ゴールドメダル受賞。
- 2012年
- 第13回トリエンナーレ国際弦楽器製作コンクール(クレモナ)に参加、ヴィオラ部門で第5位入賞。
- 2013年
- 第5回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、第3位ブロンズメダル受賞。同時に最優秀技術賞とA.L.I.賞を受賞。

「菊田浩です、こんにちは。 2007年から参加しております弦楽器フェアも、今年で9回目となります。
今回は、クレモナで9月に開催された国際弦楽器製作コンクール「トリエンナーレ」に出品したヴァイオリン、そして、もう1台、完成したばかりの最新作ヴァイオリンを展示いたします。 また、弦楽器フェアではおなじみとなりました、2005年および2011年製作のヴァイオリンも併せて展示させていただきます。
5年、10年の時を経たヴァイオリンと、最新作ヴァイオリン、音色にどのような違いがあるのか、ぜひお手にとってお確かめください。 」



・Violin 2015
《2015年 クレモナトリエンナーレ 出品作》
・Violin 2015
・Violin 2014
・Viola 2015 [41p] (実売品)
《2015年 クレモナトリエンナーレ 出品作》

13歳でヴァイオリン製作と演奏を同時に始め、15歳にして独学で第1号のヴァイオリンを完成させる。会社員生活ののちクレモナへ渡り、国立弦楽器製作学校に編入。プリモ・ピストーニ、アレッサンドロ・ヴォルティーニ、ニコラ・ラザーリの各氏に師事。 2007年のチャイコフスキーコンクールでのシルバーメダル獲得、2013年の Violino Arvenzis での優勝など、その活躍は目覚しく、いまや現代クレモナを代表するマエストロのひとりとなった。
ほぼ同時期にクレモナに渡り共に学んだ菊田氏とは良き仲間でありライバル。現在は共同工房を構えている。

- 2005年
- 第1回ルビー国際ヴァイオリン製作コンクール(チェコ)にて優勝と同時に最優秀技術特別賞を受賞。
- 2007年
- 第13回チャイコフスキーコンクール(ロシア)ヴァイオリン製作部門に参加、第2位シルバーメダル受賞。
- 2009年
- 第3回ピゾーニェ弦楽器製作コンクール(イタリア)プロ部門に参加、第1位受賞。
- 2010年
- 第4回ピゾーニェ弦楽器製作コンクール(イタリア)プロ部門のヴィオラ部門に参加、第1位受賞。
- 2011年
- 第4回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、第2位シルバーメダル受賞。同時に、最優秀技術特別賞を受賞。
- 2013年
- 第5回VIOLINO ARVENZIS国際ヴァイオリン製作コンクール(スロバキア)に参加、第1位ゴールドメダル受賞。

「皆様こんにちは、高橋明です。毎年弦楽器フェアに合わせて日本に帰国しております。今回は、ヴァイオリン3台とヴィオラを1台での参加です。 宮地楽器の見本品であるヴァイオリンは昨年の作品ですが、その他はすべて今年の作品で、先日クレモナで開催されたトリエンナーレに出品したヴァイオリンとヴィオラ、そして 完成したばかりの最新作のヴァイオリンです。ぜひお手に取って試奏してみてください。皆様のご来場をお待ちしております。」



・Violin 2015 (実売品)
・Violin 2015 (実売品)
・Viola 2014 [41p] (実売品)

2005年にイタリア・クレモナの国立弦楽器製作学校に入学。製作をダニエーレ・スコラーリ、バンナ・ザンベッリの両氏に、ニスをアンジェロ・スペルツァーガ、ロレンツォ・マルキの両氏より学ぶ。
2009年同校卒業。卒業後、ファビオ・ヴォルタ氏の下で1年間の研修を修了。現在もクレモナにて製作に励み、緻密で丁寧な作品作りを続けている。
2010年 ミッテンヴァルト国際製作コンクールにおいて9位入賞。

「皆さま、こんにちは、百瀬です。時が経つのは早いもので今回が3回目の弦楽器フェアへの出品となります。 今年製作したヴァイオリン2本とヴィオラを出品する予定です。 常によりよい楽器を目指し少しずつ変えて製作しているので、同年作でも作りや音に少し違いがあります。皆さまに見て、弾いて、聴いていただいて、その違いなども感じていただけると幸いです。 会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。 」



・Violin 2015 (実売品)
《2015年 クレモナトリエンナーレ 出品作》
・Viola 2014 [42p] (実売品)
・Cello 2015 (実売品)
《2015年 クレモナトリエンナーレ 出品作》

2000年にヴァイオリン製作を始め、翌年イタリアへ渡る。 2002年にミラノ市立ヴァイオリン製作学校に入学し、製作をパオラ・ヴェッキオ、ジョルジョ・カッシアーニ両氏に師事。ニス塗装技術をマルコ・イメール・ピッチノッティ氏に師事。 その後クレモナに移り、ダヴィデ・ソーラ氏に師事。現在はクレモナに自身の工房を構え、製作活動に励んでいる。
2010年 イタリア国内弦楽器製作コンクールヴァイオリン部門で優勝。同時にヴィオラ部門で第3位受賞。

「今年もヴァイオリンとチェロで参加いたします。 この弦楽器フェアでは毎年、音楽を愛する方、これから楽器を始められる方、色々な方と楽器を通して出会える事をとても幸せに感じています。
また、今年も試奏コンサートにチェロを出品する予定です。チェロの製作は、時間も労力もかかる大変なものですが、近年力を入れて製作に取り組んでいますので、聴きにいらして頂ければ幸いです。」

プロ奏者による試奏代行も
ご利用いただけます!
宮地楽器のブースでは、お客様にかわって演奏をするプロ奏者をご用意しております。
腕前に自信がないという方、音色を客観的に聴き比べたいという方、ぜひお気軽にお声かけください。

試奏担当
佐々木 梨花
(Violin)